最近、人のちょっとした優しさや言葉が胸にしみます。なんとなく気持ちが浮かない時や『自己肯定感』が低めな時、「誰かが気にかけてくれている」と感じられることは、心の一番の処方箋です。
今回はそんなお話を。
【目次】
気にかけてもらえると、嬉しい
来週、生後3か月のまめ太郎の予防接種に行く予定です。当日その場であたふたしたくないので前もって準備しておけるように、まめ太郎を抱っこ紐にのせて、クリニックへ「予診票」を取りに行きました。
予約もせず、突然行ったのに、私とまめ太郎を見た受付のかたが「〇〇さん(私の名前)お久しぶりですね!」「赤ちゃん可愛い〜」「みーちゃん(長女のこと)は〝お姉さん〟やってます?」とか口々に話しかけてきてくれたんです。
ここは地域で人気の小児科で、いつも待合室は患者さんでいっぱい。そんな中、一患者である私たち家族の名前や状況を記憶してくれていることに感動してしまいました。
とくに、その場にはいなかった長女の名前をパッと口に出してくれて、すごく嬉しかった。
これは患者さん(お客さん)を持つ職業柄では当たり前のことでしょうか? …いやいや、そうは思いません。
数回通っていても、初めてのお客のように扱うお店だって沢山あるもの。(そういう時はちょっぴりシュンとなります)
名前を覚えてくれていたり、気にかけてくれたりするのって、仕事がどうこうという問題じゃなくその人がそういう人間(=人を大切にする人間)ってことだなぁ… なんて考えた帰り道でした。
「ママ」はよく声をかけられる
その足で立ち寄ったセブンイレブンで、久しぶりに見る若い女性の店員さんがいました。
20代前半かな、一度も話したことのない店員さんです。
レジでの精算時、その店員さんがこちらを見て「あっ」とした顔をした後、小さな声で「お生まれになったんですね」と微笑んでくれました。
妊娠中もずいぶん通いつめていたコンビニなので、私のことを覚えてくれていたこと自体は驚きません。
けれど、声をかけてくれたことには少しびっくりしました。気軽に声をかけるタイプには見えなかったので、これもとても嬉しかった。
赤ちゃんや子どもを連れていると、街でもよく「かわいいわねぇ」「大変でしょう。お母さんもお疲れさま」など、知らないかたから話しかけられたりします。子どもには人の心を和ますパワーがあるんだなあとつくづく実感しますね。
今の家に越してきて3年、子どもをキッカケに話しかけてきてくれたことで挨拶を交わす仲になったご近所さんも何人かいます。
そんなゆるい繋がりが、とても大切なものに感じられる今日この頃。
相手の名前、覚えてますか?
特に「名前を呼ばれること」ってインパクトがありますね。〝何度か話したことがある〟くらいの人からふいに名前で呼ばれたら単純に嬉しいし、大げさに言えば「存在を認めてくれている」感があるというか。
そういう私自身はどうなのか。
人の名前をちゃんと呼べているのか。
ところがそれが……
保育園のママ友さん、保育士さんたち、毎日ちょこっと顔を合わせるのに「実は名前を知らない」ってかたが多いのです。名前を呼ばなくても世間話くらいは出来ちゃいますからね…。
それじゃイカンな、と!
まとめ
誰かにされて嬉しかったことを、自分も人に返していきたい。
つまり
- あいさつを交わす人たちの名前を覚えようっと。そして名前で話しかけよう。
- 思ったことは口に出して伝えていこう。
「〇〇さん髪切ったんだ、似合うね」とか「今日のファッション素敵」とか「鼻声だけど風邪引いちゃった?」とかさ! 心で思うだけで自己完結することが多いので。
こういう声かけもやり過ぎたらウザいんだろうけど…。だけど、基本的には気にかけてもらって嬉しくない人ってきっといないです。
単純に、いろんな人に優しく声をかけられる人に憧れるんだなー。私もそうありたい。なんて。
では、また。