日々のパレット

30代ワーママの雑記ブログ★育休中に生活を見直すぞ!

自分の中にコンパスはあるか? 『人生の勝算』を読んで。

Kindle Unlimited(有料の読み放題サービス)を物色していたら、以前から気になっていた本が追加されていたので早速ダウンロードしました。

実業家・前田裕二さんの『人生の勝算』


前田さんの著書は以前読んで気に入った『メモの魔力』につづいて2冊目。


『人生の勝算』というタイトルからして「勝ち組とか負け組とかの話なのかな…」と少しネガティブな印象を持ったのですが、そういう話ではなかったです。

他人に勝つのではなく、理不尽な運命に勝つ!
ぶれない信念を持って、自分にとってもっとも大切な夢を叶えること。
その見込みが「人生の勝算」。

真剣でまっすぐな、さわやかな本でした。とても良かった!


子どもの頃に母親と死別した前田さんは、親戚の家に引き取られるも「誰にも依存せずに生きたい」と小学生ながら路上で弾き語りをして小銭を稼いだそうです。
そこから寝る間も惜しんで働きつづけた20代。弾き語りの体験をもとに、ネット上でアーティストとファンが交流できるライブ配信のサービス事業を立ち上げた自伝的エピソードは、壮絶で、読み応えがあります。
読みものとしても単純に面白かったです。


またそれ以上に、ほとばしる「熱量」が凄い。人生を懸けて自分のビジョンを必ず現実にしてやる! その熱が、読んでるこちらにまでバチバチと伝染してきます。

わかっちゃいたけど改めてその通りだな……と心に刺さったのが、何かを目指して行動する前に徹底的に自分を見つめることの重要性

どうなったら自分は幸せか?
人生で最も優先するのは? 仕事? 家族との時間?
世間や他人の尺度ではなく、あくまで自分の尺度で。

自分の価値観をもとに目指すべき場所を指し示すコンパスを、航海に出る前に手に入れよう。コンパスを持たずに流されながら進んでると思ったら、一度陸に戻って、コンパスを手に入れて再出発しよう。

そんなことが繰り返し繰り返し書かれていました。


わたしは自分の夢とかやりたい事とかを考えるのが大好きなので、心の中はかなり整理できているつもりでしたが、まだまだツメが甘かったとちょっと悔しくなりました。
(前田さんは就活するにあたってノート30冊分の自己分析をしたそうです。すごー。)


伝染してきた熱が冷めないうちに!!
ってことで、新しいノートを買ってきました。前田さんには負けますが、わたしもノートを広げて自己分析するのは読書と並ぶ大切な趣味。

ここらでもう一度、ぶれない自分のコンパスを見つけ出して人生の勝算も手に入れたいです。


…と少々こじつけましたが、以上、読書感想でした。ちょっと立ち止まって生き方を考えたい人に『人生の勝算』おすすめです。

 


では、また。

 

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