日々のパレット

30代ワーキングマザーの雑記ブログ

誰かを悪者にして落ち着こうとしている?

何かモヤモヤする出来事とか、結果的に失敗した仕事とかに対して、「あの時○○さんがそう言ったからやったのになぁ」とか「私は別の意見を出したけど聞いてもらえなかったし……」とか思うことが、私はわりとあります。

それについて少し考えてみたいと思います。

昨夜、2歳の娘といっしょに高畑勲監督の『かぐや姫』を観てみた。(金曜ロードショー録画)

ラストシーン。
お迎えが来て、ついにかぐや姫は月に帰ってしまう。かぐや姫との別れに涙しながら「私たちも連れて行っておくれ」と懇願するトト様、カカ様(地球での育ての親)。
けれど月の衣を着せられたかぐや姫は、すべての記憶を失くし無表情のまま去っていく…。
号泣する2人! 思わず私も泣く。

このとき自分から出てきた言葉が
「あーあ、トト様のせいだ。かぐや姫にとっての幸せを見誤ったから。自分のエゴを通そうとしたせいで、かぐや姫が無意識に月にSOSを出しちゃって……。本当にトト様、愚か! かぐや姫より自分が大事だったんだね結局。もう全て遅いわ。後悔先に立たず。」

こうやって呟いた時、一瞬胸がスーッとしました。悪いのはあの人! と指摘する時って少し気持ちがいい。
でも一瞬だけです。すぐにモヤモヤしてきた。
自分の弱点がこの考えの中にある気がしました。

あいつが失敗の要因、問題の原因、と決めつけると気持ちは落ち着くけど、まったく建設的じゃないし次回にも生かせない。
これが思考停止状態というやつだよね……と。

このかぐや姫みたいなこと、現実には多いです。一人ちょっと暴走する人(ここではトト様)がいて、周りは困ったなぁと思いつつも、その人に付き合い続ける(かぐや姫とカカ様)。気づけば全然望まない現実に全員が巻き込まれていて引き返せなくなっている……ってこと。
戦争とかもそうなのかな。

かぐや姫』については、トト様に体当たりで本音をぶつけられなかったかぐや姫も、同じくらい悪いはず。

トト様を悲しませたくないという優しさが理由だったとしても、ダメ。
結局自分のキャパをオーバーして月に助けを求めちゃったんだから、ガマンを溜め続けて最後に大きな復讐をしちゃった形。
そう、無意識に「トト様が私の気持ちを無視しつづけたからこうなっちゃったのよ」って、かぐや姫は見せつけたかったんだと思うのです。
そう考えると、思いをその都度行動に出すトト様より、溜めて溜めて爆発するかぐや姫みたいなタイプの方がタチが悪い。(子どもは別。子どもは仕方ない。かぐや姫は大人ってことで)

何が言いたいかというと、つまり連帯責任だったということ。
黙って巻き込まれる人は、往々にして「自分は被害者だ」と思ってる点が問題だなーと思う。

自分のことです。
かぐや姫の失敗を見て、冒頭で書いた自分の日頃の被害者意識とそれが引き起こす害(望まない現実)について思いあたった、という話でした。

では、また。

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